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ベース界の革命!Sire(サイアー)ベースが注目される理由

Sire
この記事は約16分で読めます。

プロの品質を常識はずれな価格で!

Sireの優れた点は初心者でも買いやすい価格でありながらライブ・レコーディングをこなせるポテンシャルを持っているのが特徴です。

単純にコスパが良いとか値段の割に良い。とは訳が違い、これまで持っていた常識を打ち砕くクオリティを持っている。それがSireです。

Sireベースの品質・サウンドクオリティは20万円以上のベースにも匹敵すると言われていますが、マーカスミラーが実際に弾いている音を聞けば納得してもらえるのではないでしょうか?

マーカス・ミラーはSireベースを「これからベースを始める若い子供たちが最初に購入すべきベース」と胸を張って言い切っています。

若いベースプレイヤーにもっと音楽を身近に楽しんでもらおうために…と開発されたSireベースですが、その完成度の高さから、マーカスの周りのプロミュージシャンたちもメインベースとして使っています。

このページはSire の歴史や思想などを説明しています。

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Sire(サイアー)の理念


Sire V7 Vintage

あなたは初めて買ったベースをまだ使っていますか?

大多数のプレイヤーが最初に購入するベースは、値段の安い入門用ベースです。

入門用のベースが全て悪いものだと言いませんが、場合によってはセッティングがメチャクチャで弾きづらかったり、木材が満足にシーズニングされておらず、ネック反りがひどく使えなくなってしまったりすることも珍しくはありません。

また、せっかく始めたベースの音が悪ければ練習は楽しいものになりません。

それならば、入門用ベースからほんの少しだけ値段を上げて、Sireベースを手にすればそれらの問題点はすべて解消できます。Sireベースを購入した場合、出荷される前にしっかりと調整されてあなたのもとへ届きます。

ベースを始めたばかりの初心者でも、これが正解。演奏対してのストレスはなく演奏技術を向上させ、演奏する楽しみを生み出してくれるのです。

素晴らしい品質の楽器を常識ハズレの値段で販売し、より多くのミュージシャンに演奏する楽しさを知ってもらいたい。

これがSireの理念です。

Sire(サイアー)の歴史

出典:http://www.sire-japan.com/

Sire(サイアー)は韓国の楽器メーカーですが、Sireブランドには現在の地位に至るまでは非常に面白い歴史があります。

1995年、3人の友人たちがSireというバンド名で音楽活動を始めました。

3人の友人たちは良質な楽器を手に入れるお金を持っていなかったため、高価な楽器を買うということすら考えたことはありませんでした。

良い楽器を手に入れるにはそれ相応なお金が必要となってくるため、自分たちで良い音のする楽器を作ってやれ!と、3人はギターピックアップを手に入れ、ギターの作り方を学びながら自らで楽器を作って演奏し始めたのです。

自分たちが作った楽器でライブ活動していると、自分たちで作ったギターやベースの音質を高く評価され、Sireの作った楽器を購入したい。と手を挙げる人たちが現れました。

Sireの楽器クオリティは安くて良いらしい。噂はどんどん広がり、多くのミュージシャンがSireが作った楽器を購入していきました。楽器の注文が入れば入るほど、楽器製造の能力が向上し、Sireは本格的に楽器事業への道へと進みます。

Sireは1998年からインターネットで楽器販売を開始。

低価格でありながら楽器自体のクオリティが高いSireの楽器は、またたく間に韓国全土に知れ渡り、楽器事業を開始して10年足らずで韓国の楽器販売数で一位になりました。もはや韓国ではSireを知らぬ人はいないくらいにメジャーなブランドへと発展したのです。

自国で大成功を収めたからには「次は世界に向けて販売したい!」と考えます。

Sireの楽器は世界で通用するクオリティを持っていて、実際に質と価格を認められました。

しかし、海を超えた先の市場の壁は高かった。

米国、欧州、日本の大手企業はSire(サイアー)というブランドは全く知られておらず、売れるかどうかもわからないブランドにリスクをかけることを嫌がります。素晴らしい楽器でありながら知名度がない。という理由でSireを国外で販売することができなかったのです

Sireは世界で販売するために3つの計画を考えました。

1.アメリカにて新しいブランドを立ち上げる(現在のSire)

2.品質と価格が圧倒的に高い製品を量産化

3.SIREの考えに賛同してくれるトップミュージシャンと提携し、協力をしてもらう。

マーカス・ミラーとSire(サイアー)が出会い、共同開発が始まる

Sireは生きる伝説のベーシスト マーカス・ミラーとコンタクトを取り、Sireの思想を打ち明けました。

スケジュールが多忙であったマーカスですが、Sireの持つ思想に深く共感し、自らが意見するほど熱意の籠もった反応が返ってきたのです。

ここからSireとマーカスの持つ”多くの若きミュージシャンたちに喜んでもらえるベースを作る”という信念の元、心血を注いだ共同開発が始まりました。

すべては良質な音のため、Sire(サイアー)とマーカスの試行錯誤による2年半

生きる伝説のベーシスト、マーカス・ミラーがこのプロジェクトに参加する以上、Sire(サイアー)ベースは完璧でなければいけません。

マーカス・ミラーは20年共に仕事をしてきたFenderと離れ、Sireを選びました。

Sireの持つクオリティ・理念がマーカスの心を突き動かしたのです。

マーカスは、一切の妥協を許してはくれません。
Sireのベースには、マーカスのアイデアや意向が色濃く反映されています。

・木材の選定
・ブリッジの開発
・ナット調整
・演奏する上でのセッティング

ピックアップとプリアンプもマーカスが納得するものを独自に開発・実験を繰り返し、パーツに自身の名前をつけるほど素晴らしいものが開発されました。

エレキベースの心臓とも呼べるピックアップとプリアンプは、この価格帯のベースに搭載されているものの中では信じられないほど高性能かつリッチなサウンドが再生可能なのです。

2年半の歳月をかけられ開発されたSireベースが販売され楽器業界に激震が走りました

低価格ながら高品質なベースを実現する4つ理由

Sireのサウンドを聞いた多くの方が、値段を教えると驚きます。
それはSireベースが放つ音が「20万円以上のベース」と言われても驚きを感じない程、高いレベルのもっているからです。

では、Sireはなぜここまでのコストを下げながら高品質のベースを作ることができるのでしょうか?

その理由を解説します。

Sire(サイアー)は自社工場で製造を行っている

Sireのような価格帯のブランドは、有名ブランドであっても、外注によって製造されている楽器は少なくありません。Sireは自社工場を持ち、長年培ってきたノウハウによって、コストを下げつつクオリティの高いベースの生産が可能なのです。

モデルを少なくして、生産性をアップ

販売するモデルやラインナップが多ければ多いほど、コストがかかります。Sireのラインナップは少なく、基本となるモデルは非常に少ないのが特徴です。販売するモデルを少なくすることによって、生産を効率化とコストダウンが可能にしています。

ピックアップやプリアンプもSireオリジナル

ピックアップとプリアンプはBartolini、ブリッジはヒップショット製品なんてベースはよく見られますよね?これらのブランド品パーツは、取り寄せる段階でコストもかかる上に、ロイヤリティも発生してしまいます。

有名ブランドにも負けないピックアップやプリアンプをSireは独自に開発し、そのクオリティは同価格帯のベースを遥かに凌駕する高性能なパーツになりました。

Sire(サイアー)は広告費を最小限にし、口コミによって広めている

Sireは、広告費がほとんどかけられていません。

音楽雑誌の特集やウェブサイトに掲載してもらうだけでも、広告費は必要となってしまいます。
有名ミュージシャンにエンドースし、知名度をあげることはしません。

ビジネス的な話しををすれば”広告こそ全て”とも言えるでしょう。極端な話しですが、広告費に予算を使えば、商品が良いものでなくとも商品は売れるのです。

Sireの持つ考え方は、「音や演奏に関係のない経費にお金をかけない」です。

そしてSireベースを実際に触ったアーティストたちが、そのSireの素晴らしさを世界に発信してくれることを信じているから広告費に費用をかけることはしなかったのです。

インターネット販売をメインとしているため販売業者を挟んだマージンもロイヤリティも必要ありません。日本でSireベースが島村楽器にて先行販売された時は、マーカスが自身のライブ前にSireベースをプレゼンするほどの力の入り具合。

小型のアンプながらもしっかりとした音ですね。

Sire (サイアー)ベースのラインナップ

Sireベースには5弦モデルやフレットレスモデルなどはあれど、基本のラインナップは日本国内では5種類となっています。

それぞれの特徴などを紹介していきます。

Sire V7(アルダー/アッシュ)

 

Sireベースの始まりとも呼べるベースです。

Sireベースの第一号として登場し、SNS上では大きな話題を呼びました。

アルダーボディとスワンプアッシュボディの二種類がラインナップにあり、スワンプアッシュボディの方が少しだけ値段が上がります。

Sire V7の音やスペックについてしりたい方はコチラ


Sire V7 Vintage(アルダー/アッシュ・メイプル指板)

 

70年代のFender同様にピックアップがブリッジ寄りに配置されており、よりクリアで明るい音が特徴のモデルです。

通常のV7だとアルダーボディのものはローズ指板が選ばれていましたが、V7 Vintageにはアルダーボディもスワンプアッシュボディにもメイプル指板が採用されています。

これはピックアップの配置的にもSireの持つポテンシャルを最大限に発揮するための配慮なのだと考えられています。

硬質で明るい音が好みならV7 Vintageの方が狙った音色が出せるでしょう。

Sire V7 vintageの音やスペックについてしりたい方はコチラ


Sire V3 (マホガニー/ローズウッド指板)

SireのコストパフォーマンスモデルのV3

ボディ材にマホガニーを使うことによってV7からさらに抑えた価格で手に取ることができるベースです。

もちろん、V7同様のピックアップやプリアンプが搭載されているため、多様なサウンドメイキングが可能です。

Sire V3の音やスペックについてしりたい方はコチラ

Sire P7

通常のPタイプのピックアップだけでなくPJスタイルのSireベース。

Sire製のプリアンプの力によってプレシジョンベースとは思えない多彩な音色を作ることができる反面、無骨なプレベ感は少し薄まっており、上品なPJタイプのベースといったイメージです。

Sire P7の音やスペックについてしりたい方はコチラ

 

Sire M2

Sireの中で一番安くで購入できるM2

なんと新品でも(¥55,550 税込)で購入できてしまいます。

プリアンプには上位機種M7と同じプリアンプを搭載しており、ハムバッキングピックアップのファットな音質が特徴です。

数年前Elioth(エリオス)というブランドがあったのですが、そのMateyraというシリーズそっくりです。参考サイト:西本圭介オフィシャルブログ

ボディ材をアルダーやスワンプアッシュではなく、マホガニーを使うことによってさらにコストを下げた一本。M2は4弦モデルしか現在ラインナップにありませんが、M2は安価ながらも5弦モデルも販売されているので、ジャズベやプレベを持ちたくない5弦ベーシストにとっても嬉しいモデルですね。

Sire M2の音やスペックについてしりたい方はコチラ

Sire M7(アルダー・アッシュ/エボニー指板)

出典:Sire JAPAN

M2の上位機種的な立ち位置で、トップにはキルトメイプルが貼り付けられています。

もちろん、フィルムではなくしっかりとしたメイプルをブックマッチでトップを飾っているため、非常に高級感溢れる見た目かつ、音質的なものも素晴らしいものが出来上がっています。

アクティブパッシブ切り替えスイッチはもちろんなのですが、それぞれのピックアップを直列、並列、シングルで鳴らすかを決められるため、この価格帯では考えることができないほど沢山の音色を作り込めます。

4弦、5弦、バック材がアルダーとスワンプアッシュが選べてハイエンドベース顔負けの演奏性と音質を持っており、35インチスケールであったり、音像をクリアにするエボニー指板が採用されていたりと5弦ベースとしての完成度の高さも見逃せません。

Sire V9

キルトメイプルをトップに飾り、エボニー指板を採用したV9

豪華な見た目だけではなく、音質の方も素晴らしく、V7よりもハイファイな音質を作り出すことが可能です。

Sire V10

出典:Sire japan

Sire V10はSireが誇る最高級フラッグシップモデル。SireV10は、Sireの持つ技術の集結させたベースです。ネックにはローステッドフレイムメイプルを採用し、フィンガリングがよりスムーズにできるように左右非対称ネックも採用。

ここまで贅沢なスペックを持ちながら16万円ほどで生産してるSireの企業力には驚かされますね。

Sire,Fender Marcus Miller 、Atelier Zの比較動画

関西在住のベーシスト、マーカスフリークの”とちん”さんがSire V7,アトリエZ,Fender Japan Marcus MillerSignatureモデル(XTCT換装)の3モデルで弾き比べている動画です。

もちろん、この中で一番安いのはSire V7。

3本共音の方向性は違いますが、どれも素晴らしい音色ですね。

 

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