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EHB1005F:限定生産なのが勿体ないフレットレスベース

Ibanez
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IbanezEHB1005F

今年の6月頃にEHB1005Fを購入してから4ヶ月が経とうとしているため、僕が実際にライブで使ったり、レコーディングで使ったりして気に入っている部分と気に入らなかった部分をピックアップして書いてみました。

EHB1005Fだけではなく、現在販売されているEHBの特徴なんかも書いているのでIbanezのEHBシリーズに興味がある人も見て頂けたら幸いです。

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IbanezのEHB1005F ベースの特徴

Ibanez EHB1005F

2000年代に入ってから突如登場したIbanezのEHBシリーズ

IbanezのEHB1005Fは、その未来的なデザインで注目を集めています。ヘッドレスの形状は、従来のベースとは一線を画すデザインで、モダンな雰囲気や未来的なデザインは多くのプレイヤーから支持を集めています。近未来的なボディの形状は、ステージでの存在感を高めてくれるでしょう。

Ibanez EHB1005のヘッドレスで軽量という夢の組み合わせ

Ibanez EHB1005F

EHBの最大のメリットは、その軽さとバランスの良さ。

特にライブパフォーマンスでの動きやすさを重視するベーシストにはおすすめです。

また、ヘッドレスのデザインは、ヘッド部分にペグがないためチューニングの安定性も向上させています。通常のベースに比べて、チューニングの狂いが少なく、本番前にチューニングしておけば狂うことはほぼないでしょう。

EHB1005F ボディの材質とデザイン

Ibanez EHB1005F

EHB1000番台シリーズにはバスウッドボディが採用されています。
バスウッドは安価で音が悪いというイメージを持っている方が非常に多く感じている中で、感じることなんですけど、バスウッドやポプラに対してマイナス的な印象は持っていません。

低域も高域も特徴がないフラットな音響のため、載せるピックアップやプリアンプで大きくキャラクターを変えられる。というのが魅力の一つだと思います。

また、近未来的なデザインは、他のベーシストと差別化する要素としても機能します。ステージ上での視覚的なインパクトも大きく、観客の目を引けるでしょう。

EHB1005Fの気に入った部分:音作りの幅が異常!どんな音でも出せる

Ibanez EHB1005F

初めてEHB1005Fを手にしたとき、バスウッドボディのためちゃんとベースの美味しいロー出るのかな?と疑問に思って触ったんですけれど、実際に弾いてみるとその疑問は一掃。

パッシブモードでもしっかりと使えるフラットな音が出せました。

アコースティックバンドでライブをする時はピックアップをフロント寄りにして、指板の上で弾いていますけれど、とても良い音を出してくれます。

※ジャズベやプレベのパッシブとはキャラが違う音です。

IbanezのVari-mid3というプリアンプの魅力

Ibanez EHB1005F

EHB1005のプリアンプには、かつてIbanezのSRシリーズやBTBシリーズに搭載されていたものと同じVari-mid3というミドルの帯域を自由に決められるパライコがついています。

ミッドの帯域を100から8kHzまで調整可能で、多彩な音作りが可能な一方、プリアンプを使いこなせないとEHBベースの持つ魅力が大幅に下がってしまいます

極端な音作りも可能なため、音作りに迷いが出てしまうぐらい、多種多様な音が作り込めるのですけど、音作りが不安なベーシストはEQを余りブーストせずに使った方がバンドアンサンブルでは喜ばれるかもしれません。

EHB1005はパッシブとアクティブではキャラが激変

Ibanez EHB1005F

EHB1005は、パッシブモードとアクティブモードの切り替えが可能です。パッシブモードでは、ナチュラルでフラットなサウンドが得られるのに対し、アクティブモードでは、プリアンプの力を借りて、KORNのようなドンシャリサウンドからジャコ・パストリアスのようなリアの音まで手元で作れてしまいます。

最近のDjent系やモダンな歪んだベースサウンドを作りたいならmidフリケンシーでmidのいらない部分をカットしていくと相対的にドンシャリサウンドに様変わりしていくので、面白いです。

EHBベースの音作りの幅が広いため汎用性が非常に高い

私自身、スローなデスメタルバンドもやってますし、変拍子多様しているカオティックハードコアをやっていたり、レゲエを貴重としたアコースティックバンド…色々な音楽活動していますが、このEHB1005F1本で全部対応できてます。

特にドゥームスラッジのバンドでは、前述した通りのVari mid3で必要ないミッドをカットして地を這うような低域が出せてご満悦。

こんな音が出せるのか!?と驚きました。

ジャズからファンク、ドゥームスラッジからプログレッシブロックまで、EHB1005は幅広いジャンルでの使用が可能です。これまで沢山のベースを買って、ジャンル毎にベースをわけたりしていましたが、これEHB一本で完結できるポテンシャルを持っています。

Ibanez EHB1005Fはライブ向きのベース

軽量でヘッドレスで取り回しがよいEHBはライブのステージングで大活躍!
ライブでのパフォーマンスでは、EHBベースの軽さとバランスの良さを改めて認識させてくれる。

長時間の演奏でも疲れにくく、持ち運びも楽!ギターケースに入る位だし、ライブが終わって帰る時も気持ちが楽です。

Ibanez EHBベースで気に入らなかった部分 デメリット

Ibanez EHB1005F

どんなベースでも完璧な楽器は存在しません。
このベースのデメリットとしては、ボディの形状によるストラップを下げて弾いた時の弾きづらさ、バスウッドボディによる脆さの2つが挙げられます。

しかし、その2つのデメリットを差し引いても、このベースの魅力は充分過ぎると僕個人は感じています。

ストラップつけてEHBを弾くと左手のポジションがずれる

ボディ形状がこのようになっている他、ストラップピンの位置が普通のベースと違って、どうしてもボディが前方に進む力が働きます。それとホーンの長さから通常のベースより

僕はストラップをわりかし下げて弾いているのですけど、今まで使っていたベースと比べると左手のポジションが低い方にずれる問題が起こります。

EHBはジャズベースのフレットレス感覚で12フレット辺りを押さえると10フレット位になってしまうんですね。

この辺りは慣れが必要です。4ヶ月ずっと触っていてもジャズベフレットレス持つと、実家のような安心感でピッチのズレもなく演奏できるので、僕にとってはここが最大のデメリットかもしれません。

EHB1000番台のデメリット:バスウッドボディの柔らかさ

バスウッドは、軽くてフラットサウンドを生み出す一方で、物理的に脆いという特性があります。

僕自身の体験談なのですけど、ライブ中の激しいステージングをした結果、ライブ中にストラップピンがネジ毎ボディからズボッと抜けてしまい、体を折り曲げながら床にベースを置いて弾いていました。

まとめ EHB1005Fは価格を考えれば超コスパの良いベース

 

今まで沢山のベースを購入して触ってきていましたけれど、この価格帯でここまで自分のバンドに貢献してくれたベースって今までなかったんじゃないかな。とさえ思える完成度の高さです。

セッティングも弦高ベタベタにできるし、本当に万能なベース。
限定生産品らしいけれど、なんでこれがレギュラーラインにないのか不思議で仕方がない

これだけ優秀だとフレッテッドでも一本持っておきたいレベルのベースです。

IbanezのEHBのフレット付きのベースを借りたので、ちょっと触って感触を確かめてみたいです!

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