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フレットレスベースに改造するための必要な道具と費用のまとめ

フレットレスベース
この記事は約9分で読めます。

やべぇ!フレットレスベースに興味が出てきた!

押さえきれない衝動から、フレットレス加工するのはベーシストなら誰でも通る道!

この記事は自分の手でフレットレスベースに改造するための道具をまとめています。フレットレスに加工・改造に興味がある方だけご覧ください。

フレッテッドのベースをフレットレス加工することはなんの問題もないんですが…そのベースに未練がない!という場合に限りフレットレス加工することをオススメします。

フレットレス加工は、フレットを抜いてただ埋めるだけではなく、指板のすり合わせ・ナット調整などをしなければなりません。

ですから、メインベースを自分でフレットレス加工するのは推奨しません。一度フレットレスにすると、もう一度フレッテッドベースにするには時間もお金も膨大にかかります。

メインベースや気に入っているベースをフレットスに改造するのなら、必ず楽器工房やリペアショップなどのお店にお願いしましょう。

安くて使えるフレットレスベースはこちら

 

 

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フレットレスベースの改造に必要な道具・工具

この項目ではフレッテッド→フレットレスに改造するために必要な道具を書いていっています。

先に紹介しているものほど優先度は高いと思ってください。

フレットを抜くためのクイキリ

フレットをヤスリで削るという荒業でフレットレスにする偉人(パーシー・ジョーンズ)もいるようですが、私達は偉人ではありませんし、クイキリを使いましょう。

クイキリは少し値段が高く、ホームセンターなどに行っても1500円ほどかかります。1500円は高い!と感じる方は100円ショップなどでエンドニッパーを購入しましょう。

先端をヤスリで水平に削れば簡易なクイキリになってくれます。

喰い切りはフレットレス加工以外にも、使える用途が多いので購入しておいても損はないでしょう。

指板を真っ直ぐに調整するためのストレートエッジ

指板がストレートになっているか確認できるストレートエッジ。

フレットレスに改造する時にストレートエッジがあれば、制度の高く美しいフレットレスに仕上がります。

目視でネックはまっすぐ!と思っていても若干順反りだったり逆反り状態になっていることもあるため、まっすぐな指板を知るためにもストレートエッジはあったほういいでしょう。

フレットレス以外で普通のベースをセッティングする時も、これがあるとより自分好みの追い込んだ調整ができます。

ストレートエッジは安いもので1800円くらいはしますし、リペアショップなどで使用されているものは諭吉3枚くらいぶっ飛びます。少しでもコストを抑えたい方は1000円くらいのステンレス60cm定規などでも代用は可能です。

もっとコストを下げたいのなら、ホームセンターに売ってるアルミ棒の端材みたいなので代用してもいいかと思います。

指板のアール測定器

指板のRを元のままで維持したい方は必要です。

今持っているベースのRadius(半径)がわかるのであれば必要ありませんが、わからないのならメーカーに問い合わせるか、カタログなどで調べてください。

指板のRがわからずサンディングブロックを使って指板を削れば、当然サンディングブロックのRの形に削れて形成されていきます。フレットレス以外にもフレットのすり合わせでも利用できるため、持っていると便利。むしろそっちの方が使う割合は多い気がします。

サンディングブロック

指板のRに合ったサンディングブロックを是が非でも手に入れておきましょう。

これをナシで指板のすり合わせをするのは危険です。

サンディングブロックを使わずに適当ヤスリがけすると、押さえる場所によって音が詰まったりバズなどが鳴ってしまいがちです。

無理に削り過ぎると荒波がたつような指板が出来上がり、リペアショップでそれを修正をすれば1諭吉と別れを告げなければいけません。

サンディングブロックに紙ヤスリを貼り付けて修正していくコツは、指板全体が綺麗に削れるように一定の力で削りましょう。指板全体にチョークや鉛筆で斜めのライン書き、均一に削れているか確認しながらヤスリがけしましょう。

水平器

指板のコーティングまで考えているのなら水平器は必須!ないと話になりません。
Amazonなら1000円ほどで購入可能ですから、ケチらず購入しましょう。
水平器とストレート・エッジが合体しているタイプのものもあるので、それを買うのも手だと思います。

つき板orパテ

抜いたフレットを埋めるための木材かパテも必須です。

突板の場合は厚さ0.5mmから1mmのものを選びましょう。

ラインを目立たせたいのならメイプルや白のプラ板がオススメ。

指板には木材が良いと言われていますが、本格的な加工をするのでなければ別にパテでも問題はないかな…と感じます。

指板材と似た木材で埋めると、客席からはラインなしのフレットレスを弾いているようなハッタリをかませます。

木工パテの見栄えは抜群ですし乾燥も早いのですが、乾燥後の状況によって縮んでしまう可能性があるため、エポキシパテなどの科学物質のパテを使いましょう。

パテでフレット溝を埋める際には必ず2~3回重ねていきましょう。1回だけだと高確率でパテがしぼみ溝ができます。

ノコギリ

赤丸で囲っている部分ですが、ベースによってはフレットを打ち込んだ後にサイドが埋められていたり、バインディングでカバーされているものもありますが、フレット溝と同じくらいまで削っておきましょう。

また、フレット溝のゴミや削りカスを掃除するためにも必要です。100均一で充分ですので、買っておいてください。

その他・諸々

・接着剤(タイトボンドなどでも可能)
フレットを抜いた後の溝を突板やプラ板を埋めるために必要・パテを使う場合でも、ナットを一度外してもう一度接着する時にも必要です。

・ノミ
突板やプラ版でフレット溝を埋めた木を削って形成していくために必要です。

・紙やすり
サンディングブロックに貼り付けるための紙やすり
Amazonなんかで60~2000番までの3枚づつ入ってるセットなどあるのでそちらを買うと便利。

240→400→600→1000→2000の順番でサンディングしていけば、かなり綺麗な仕上がりになりますし、すべすべな指板にウットリ…

指板コーティングをするのであれば、1000番程度までで問題ありません。

・エポキシパテ(指板コーティング用)
指板をコーティングまでしようと思っているのなら必要です。
世の中には接着剤を何層にも塗って指板コーティングするツワモノもいらっしゃいますが…どちらが楽なんでしょう?

自分でフレットレスに改造するために必要な金額

このブログで紹介している商品の最安値+送料無料の商品で合計金額を計算してみました。

喰い切り:Amazon 1,609円
ストレートエッジ:楽天 1,746円
R測定器:Amazon 1,810円
サンディングブロック:サウンドハウス 1,598円
水平器:Amazon 1,450円
突板 多分ホームセンターが一番安い。580~900円
フレット溝埋め用エポキシパテ:Amazon 470円
紙やすり:Amazon 980円
指板コーティング用エポキシパテ:ヒロウッデンカヌーショップ 3,100円

ノコギリとノミ合わせて:216円

コーティング無し:9,879~10,309円
コーティング有り:12,979~13,409円

………結構高い…!!!!!

昔から改造好きでちょっとづつ買ってたんで、気にならなかったんですが、フレットレスに改造するための道具を一式買おうとしたら最低1万円くらいはかかっちゃうみたいですね。。。

また、フレットレスに改造するには膨大な時間がかかります。

手間を考えるとリペアショップや工房などに持ち込んだ方がより精度の高いフレットレスベースを手に入れられるでしょう。

この記事のコンセプトから外れますが、フレットレスベースにちょっと興味がある。っていう人は安くてそこそこ使えるフレットレスベースを購入する方が良さそうです。

自分でフレットレスに改造するメリット・デメリット

フレットレスに改造するための道具を書いてみましたが、自分でフレットレスに改造した場合のメリットとデメリットを箇条書きですが書いてみました。

メリット

・フレットレス加工・改造費用がかからない。

・工作が好きな人は楽しみながらフレットレスに改造できる

自分で時間をかけてフレットレスに改造するため愛着が湧く

・念入りに調整するので、ベースのセッティングに対してのレベルが上がる

デメリット

手間がエグい。工作嫌いはフレットを抜いてる途中で死にます。

・精密な作業が求められ、面倒くさがりは弦を外した段階で死にます。

・失敗したら想像を絶する深い悲しみに包まれて死にます。

・プロと比べると仕上がりに雲泥の差があるため「俺も工房に持ち込んでいたら…」と後悔して死ぬこともあります。

・ちょっとした失敗なら修復可能ですが、大事故を起こすとベースが死にます。

 

失敗したくないなら工房に頼もう!!

 

最初はハードオフやリサイクルショップで売られている3000円くらいのベースを壊すつもりで練習することをオススメします。北斗の拳に登場する天才・アミバ様も新しい秘孔を究明するために、沢山の木偶(デク)をさらっては研究していましたからね。

とりあえず、トラスロッド動いて、大きな反りがない木偶(ベース)を買っていじくりまわしましょう!

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