超絶フレットレスベースプレイヤーで有名なゲイリーウイルス。
ゲイリーウイルスはIbanezから自身のシグネイチャーモデル GWBベースがトレードマークで、最近では手の出やすい価格帯のシグネイチャーモデルも販売されるようになりました。
世界中で活躍しているゲイリーのシグネイチャーモデルも1999年から生まれて20年の経ちました。そこでIbanezは20周年にふさわしい新たなGWBを開発したのです。
これまでもIbanezからゲイリーウイルスのシグネイチャーモデルが販売されてきましたが、新たなシグネイチャーモデルはこれまでと少し変わった仕様となっているので、これまでのGWBとの変更点を簡単に解説させていただきます。
Ibanez GWB 20th Anniversary – Gary Willis Signature Bass
GWB20th は初のサンバースト塗装
出典:Ibanez USA
ゲイリーウイルスモデルと言ったらナチュラル塗装のイメージがありますし、フレッテッドモデルのGWB2と廉価版のGWB35の塗りつぶしモデルしかありませんでした。
20周年ということで、スペシャルな仕様としてサンバーストカラーに変更されており、フィンガーランプもサンバーストで統一されています。
GWB 20 th はバスウッドバックにアッシュトップ
これまでのゲイリーウイルスのベースは全てスワンプアッシュボディでしたが、新たなモデルはバスウッドバックにスワンプアッシュトップに変更となりました。
以前から軽めのボディ材での共鳴が好みなゲイリーのベースはスワンプアッシュが使われていましたが、今回はスワンプアッシュより軽めのバスウッドをボディバック、スワンプアッシュをトップ材に採用されています。
ゲイリーウイルス曰く、軽いバスウッドと軽いアッシュトップの組み合わせたこのモデルは、素晴らしい共鳴を得られるようです。
GWB 20 thはPUとEQがアギュラーに変更
GWBベースといえば、ピックアップはバルトリーニ製の専用ピックアップ、プリアンプはバルトリーニのNTBTが搭載されていましたが、20周年モデルはアギュラーのDCBのリアピックアップとOBP2のプリアンプに変更されています。
ピックアップはGWB用にカスタムされているのか正規品のDCB1がついているのか、現段階では不明ですが、DCBピックアップとOBP2によって、これまでよりもきらびやかな音色を奏でてくれそうですね。
これまでのGBWと簡易比較
GWB 20th | 今までのGWB | |
ボディ材 | トップ:スワンプアッシュ バック:バスウッド | スワンプアッシュ |
指板材 | エボニー | GWB1005:ローズウッド GWB205:エボニー GWB105:エボノール GWB1:エボニー |
ピックアップ | AGUILARのDCB(型番不明) | Bartoliniカスタムモデル |
プリアンプ | OBP-2 | NTBT |
カラー | サンバースト | ナチュラル |
GWB 20 thの製造元は Sugi
GWBは年代によって製造元が変わっています。
初代GWB1,GWB2は日本製で製造がフジゲン
2005年から販売されていたGWB105とGWB35は韓国製
GWB205はIbanezのインドネシア工場で製造
GWB1005は日本のSUGIが作っており、シリアルナンバーの頭文字がSGが始まります。
20周年モデルということもあって、GWB1005と同じく完全受注生産でSUGIが製造を担うのかな?
個人的にはPremiumシリーズと同じインドネシアで製造して販売もやってもらいたいものですね。
GWB 20thまとめ
以前のGWBモデルと今年販売されるGWB20 th Anniversary…完全に好みでしょうが、ゲイリーウイルスはこのベースを非常に気に入っているとのことなので、日本で販売された時にはぜひとも試してみたいものです。
Ibanez ベースの各シリーズ・モデルの特徴や音などのまとめ
Ibanezの代表機種とも呼べるSR、BTB、ATKの各シリーズの解説をしています。また、価格帯によって各シリーズのモデルなども紹介しているので、低価格帯のベースからハイエンドと呼ばれる値段のものや、歴史やマイナーチェンジのことなども紹介していきたく思っています。
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