SireベースがSire 2nd Generationと称してアップグレードされました。
調べれば調べるほど、このアップグレードは凄まじい。なんと言っても本国ではこれだけのアップグレードをしても価格が+5000円ほどしか変わっていないのですから驚きです。
Sire 2nd GenerationではSireベースの完成度がより高く、機能的なベースになりました。
Sireに興味を持っている方はぜひともご覧ください
SireとSire 2nd Generation変更点
従来のSireからアップグレードされた2nd Generation。
変更された部分を紹介していきます。
ピックアップの変更
第2世代のマーカスミラーピックアップは、より高い解像度とより明瞭なサウンドのために、異なるマグネットとコイルで作られています。ピックアップの外装部分にはSire ×Marcus Millerのロゴが入りました。
低価格でありながら最高の音を…という熱意を持ってマーカス・ミラーと協力してきたSireのアンサーとも言えるでしょう。
ピックアップ変更対応機種
V3,V7,V7 vin,P7,M7,V9,
指板がローズウッドからエボニーに
今までアルダーボディにローズウッド指板のモデルだったものがアルダーボディ、エボニー指板への組み合わせに変更。
エボニーに変更される機種はV7,P7,M7の3つで、ローズウッドの指板モデルがエボニー指板へ変更されました。
高価なベースに採用されているエボニーに変更することによってSireベースの品質をさらに向上させました。
指板の角をまるく削り演奏性を向上
指板の端の角を丸めて、ベースプレイヤーたちのプレイアビリティを向上させています。
指板を削り丸みを帯びた指板によって多くのベースプレイヤーは今まで以上にしっかりとした自然な握りを与えてくれるでしょう。
嬉しいことにこの指板の端の面取りは全機種対応してくれるそうです。
ネック塗装をサテンフィニッシュに変更
従来のハイポリッシュだったネックはサテンフィニッシュに変更。
Sireを使っている多くのベースプレイヤーからサテンフィニッシュにして欲しいと要望があったそうです。確かに演奏時にはグロスフィニッシュよりもサラサラのサテンフィニッシュの方がフィンガリングもスムーズに対応できますね。
一部モデルの指板のRとフレットが変更
V7,P7,V9モデルは指板のRが今までよりも緩やかになり、フレットサイズがスモールからミディアムに変更されています。
※V7 Vintageは従来どおりのR7.25にスモールフレット
ボディ裏のバッテリー収納部分が木材へ
Sireは18V駆動のアクティブベースで、ボディ裏には9v電池を収納するためのプラスチックのバッテリーパックが2つありました。それらのバッテリーパックが木材カバーへと変更されます。
ピックアップフェンスが5弦モデルにも採用
Sireのベースにはもともと4弦モデルにしかピックアップフェンスがついていませんでしたが、今後は5弦モデルにもピックアップフェンスが採用されます。
シリアルナンバーの頭文字が2Nへ
第1世代のSireと第2世代のSireを判別できるようにと、2nd Generationのシリアルナンバーの頭文字は2Nが付きます。
不満を見つける方が難しい…Sire 2nd Generation
Sireベースを初めて触った時に感じた驚き・衝撃と言ったら…
この完成度でこの値段!!?ほんとに!?
って驚きましたが、唯一Sireベースに感じた不満が「フレットや指板エッジの処理の甘さ」だったんです。
この部分は完全に手作業で面取りしなければいけないので、「コストを抑えるためには仕方ないかー。」なんて思っていたのですが…その部分が改善されるというから驚きを隠せません。
個人的にはエボニー指板が採用されているのも嬉しいポイントです!日本では2nd Generationの値段などわかっていませんが、本国では料金の値上げはほぼなし…
エボニー指板+指板の角の面取りがつくだけで2万円位上がってもおかしくはなさそうなのに…すご過ぎる…この値段でこんな楽器を作っちゃったら他メーカーのベースが売れなくなってしまいそう…。
ベース界の革命児は、さらなる革命を起こしてくれそうですね。
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