Ibanezから手を出しやすい価格ながら本格的なローエンドを再生可能となる35~37インチスケールを採用したBTBが発売されることになりました。
この価格帯で本格的なマルチスケールが手に入る時代になったのは本当に驚きを隠せません。
ダウンチューニングにも対応可能なBTB
多様化する音楽ジャンルはLowBは当たり前、バンドによっては5弦の2音下げ Low-Gチューニングを使っているバンドも珍しくなくなりました。
元々BTBシリーズはタイトなローエンドを再生するために35インチスケールを標準搭載していましたが、新たなBTBは35~37インチスケールを採用することによって、異次元のサウンドを再生させられます。
37インチスケールという決して万人向けとは言い難いスケールでこそ可能となるダウンチューニングの美学。チューニングダウンしても程よいテンション感と音程感を保ったまま再生できるタイトな音には多くのプレイヤーには待ち望まれていたでしょう。
マルチスケールで35~37インチ寸法が採用されているベースはディングウォールぐらいしかなかったので、プレイヤーにとって新たな選択肢が増えたのは喜ばしいことです。
ここまでスケールが長いと自分の思い通りの演奏ができるようになるまでの修練が必要となりそうですが、BTB MSの持っているベースとしてのポテンシャルは非常に高く、モダンミュージックを演奏するにはもってこいの音をしています。
興味がある方は是非とも修練してこのベースサウンドを自分のものへと昇華してください。
BTB605MS
BTB605MSはグラファイトが仕込まれたメイプルとウォルナットの5ピーススルーネック。
ボディウイングにはオコウメが採用されている。
本体価格は新品でも165,000円からなので、比較的手に入れやすい価格帯なのも嬉しいですね。
BTB805MS &BTB806MS
BTB805MS,806MSにはボディウイング部分にトップにバールトップポプラ、接着用途に薄いオコウメ、バックにはアッシュが採用されています。
音を聞いて感じるのはBTB605よりもソリッドでレスポンスが早いように感じますね。
6弦モデルの演奏動画では、Sailing Before The Windのベーシストbitokuさんが演奏されています。
BTB806MS 演奏動画 Bitoku
可能性しか感じない未来的なベースがIbanezから発売されたのはベーシストにとって本当に嬉しいことだと思います。
どうやらスポットモデルのようですので、今後レギュラーラインナップに加わるかはわかりません。
気になる方は楽器屋に足を運ぶなりネット注文で購入することをオススメします。
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