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Warwickプロシリーズの韓国製とドイツ製の違い・音などの比較

韓国製のワーウィックWarwick
この記事は約7分で読めます。

現在のWarwickの製造国は、ドイツ製のカスタムショップとジャーマンプロシリーズと、中国製のロックベースシリーズがございます。

プロシリーズは、2015年までは韓国で製造されており、2015年以降からドイツ製造に切り変わり、名称もジャーマンプロシリーズへと変わったのです。

ドイツ本国での制作によってcustom shop(カスタムショップ)製と変わりないクオリティをより多くのベースプレイヤーに届けることのできるWarwickのレギュラーラインがジャーマンプロシリーズです。

Warwick(ワーウィック)ベースの音や木材・各シリーズの特徴
このページではWarwickベースの各モデルの特徴や音を動画で解説しています。Custom Shop製やTeam Bilt、Rock bassの違いやWarwickの
※現在ジャーマンプロシリーズはTeam Build Seriesと名前が変わっていますが、世間一般ではまだまだジャーマンプロシリーズで通っているので、しばらくジャーマンプロシリーズと明記させていただきます。

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Warwickの韓国製 プロシリーズとは?

現在はドイツ製のプロシリーズですが、元々は韓国製でした。
2000年代ですが、Warwickはドイツ製以外にも中国製のRockBassSeriesの生産を開始し、いつの間にかProシリーズと呼ばれている韓国製のWarwickが販売されていました。

Warwick特有のMECピックアップとプリアンプ、そしてウェンジ指板を利用し、本家のパーツを韓国工場で製造。
価格帯を日本円にして一番高くとも18万円以内に収まるように製造されており、コストパフォーマンスは抜群でした。

2015年からWarwickは韓国での製造を中止し、ドイツ本国でプロシリーズを製造するようになったことは記憶に新しいです。

 

各モデルのドイツ製と韓国製のスペックの違いは?

ドイツ製と韓国製の違いは製造国が違うだけではなく、ところどころ木材が違ったりしています。

サムベースボルトオンのスペック表

ドイツ製韓国製
ボディ材オヴァンコール→ブビンガオヴァンコール
ネック材ウェンジメイプル
フレットニッケルベルブラス
塗装オイルフィニッシュハイポリッシュ塗装

Streamer Stage 1のスペック表

ドイツ製韓国製
ボディ材AAフレイムメイプルUSチェリー
ネック材メイプルメイプル
フレットニッケルベルブラス
塗装オイルが多いハイポリッシュ塗装

※ジャーマンプロシリーズが販売されたころのボディ材はUSチェリーでした。

Streamer LX ストリーマーのスペック表

ドイツ製韓国製
ボディ材Top :フレイムメイプル
back:スワンプアッシュ
USチェリー
ネック材オヴァンコールメイプル
フレットニッケルベルブラス
塗装オイルが多いハイポリッシュ塗装

※ジャーマンプロシリーズが販売されたころのボディ材はUSチェリーでした。

コルベット ブビンガVerのスペック表

ドイツ製韓国製
ボディ材ブビンガブビンガ
ネック材オヴァンコールオヴァンコール
フレットニッケルベルブラス
塗装オイルフィニッシュオイルフィニッシュ

フレット以外ほぼ変わりありません。

韓国製のコルベットにはパッシブモデルもありました。

韓国製のWarwick Pro Series プロシリーズの音は悪いの?

そんなことありません。

なんとなく我々日本人は韓国に対して良い印象よりも悪い印象を持っているせいか、韓国製っていうだけで正当な評価を持たない人も少なくはありません。

ネット上では

韓国製Warwickは作りが悪い!
韓国製のWarwickは音が悪い!
ドイツ製以外のWarwickは総じてゴミ!

とか、メチャメチャ書かれてたりしてるんですけど、韓国製のWarwickは全然悪くないですよ。

ただし、キャビティのハンダはドイツ製に比べたら雑だった印象はあります。

ほぼ同じスペックのWarwick ドイツ製と韓国製を聴き比べてみよう

韓国製とドイツ製のプロシリーズの音の比較です。

録音環境が違いますのであんまり参考になりませんが…
同じ人間が同じ機材で弾いています。

韓国製の Pro SeriesプロシリーズのStreamer LX 5

The Pro Series Streamer LX 5 String – with Andy Irvine

新品のお値段12万円くらい

中古だと5~8万弱

ヌケの良さそうなプル、ネック材がメイプルなのかWarwickの音ながらトラディショナルなイメージがあります。

ドイツ製のPro Seriesプロシリーズ Streamer LX5

The German Pro Series Teambuilt – The Streamer LX – product demo with Andy Irvine

新品のお値段22万円

中古だと8~15万くらい

ネック材がオヴァンコールだからなのか音の重心はグンッと下がりますね。

韓国製のものと比べて音はかなり違いますが、どっちの音がいいかと言われたら好みの問題じゃないでしょうか…

ドイツ製と韓国製は2本同時に弾き比べないとわからないレベル

上の動画だとハッキリとした違いがわかります。

ではブラインドテストをして「こっちが韓国製でこっちがドイツ製」ってわかる人ってどれくらいいるんでしょうか?

自分の持ち物だったらそりゃわかると思います。
でもほとんどのベースプレイヤーがドイツ製のWarwickと韓国製のWarwickを実際に持ってません。

韓国製WarwickとCustom Shop製 Streamer LX 聴き比べ

音以外にも弾きやすさとか構えた時の鳴りなんかもあるでしょうが、韓国製だからって本家より音が悪いなんてことはありません。

もはや好みです。

Twitterでcustom製LXと韓国製LX、Spectreベースをブラインドテストしているツイートあったんですが、答えがわからない人が殆どでした。

これを聞いたあなたはどれがどのベースかわかりましたか?

答えは記事の最後に書いてますー。

 まとめ:韓国製のプロシリーズはコスパ最高のWarwick!

ドイツ製と比べて使われている木材も違いますし、韓国製のWarwickの音はドイツ製とは少し違います。

ただ、音が違うからと言ってベースとして使えないのかと言われれば全く問題ありません。
むしろ、人によってはドイツ製よりも韓国製の方が好みの人だっていると思います。
音が気に入ってるなら恥じる必要は一切ありません。

というか、イコライジングなんかでこの辺り全然カヴァーできますし、結局のところベーシストの腕次第です。

Simon Daigle * WARWICK * Pro Series Corvette Bubinga

韓国製のCorvette使ってますが、めちゃくちゃいい音出してます。

中古で安くで売られてたりして、音が気に入ったのなら買ってもいいと思いますし、メインで使っても全然OKな代物です。

Warwick(ワーウィック)ベースの音や木材・各シリーズの特徴
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